2018年後半の法人化の状況、年始の追証破産

 

だいぶ長いこと更新をしておりませんでした。

ちょうど昨年の9月ころからでしょうか。
その間、昨年末にかけてFXでの法人化がそれこそ最盛期並みの件数に達しました。

お陰様で創業サポートに費やす時間が多くなり、長らく更新をさぼってしまっていたところでした。
昨年後半はレンジ相場が続いておりましたので、EAトレード派の方の起業が非常に多かったです。

レンジ相場から一気にブレイクしていくような相場(例えば、一気に数円の価格が変動するような相場)が到来した場合、EAトレード派の被る損失額も多大になるので、起業される都度、お客様にはその旨をお話してきました。

しかし、年始の相場は荒れに荒れてしまいました。

私共のお客様も例外ではなく追証対応も散見されます。
国内FXでは、自分が業者に入れたお金(証拠金)を超えて損失が発生することがありますが、その場合、足りなくなった金額について、FX業者に追加してお金を支払う義務が発生してしまいます。

個人的には勝手に追証破産と名付けていますが、年始早々にこれが各所で発生している状況です。
これから私共のお客様の被害状況の詳細もどんどん分かってくると思いますので今から不安でおります。

海外FXであれば追証が発生しないのでその点は安全ですが、金融庁の登録がない業者ですので自己責任での話となります。

私共は主に税務サポート行いますが、立場上、このようなリスクについても起業時に必ずお話しするようにしています。

大きなメリットが法人化にあるのも事実である一方で、リスク(デメリット)も同じように存在しているということです。

なお、個人でも同様のリスクがあります。
このリスクを個人で避ける方法として、FXで法人化を行うこともできます。
つまり、別人格でリスクを負うことで個人における追証破産を免れる可能性を残すことが出来ます。

このような市場の悲惨な出来事の後、個人からリスクを切り離す目的での法人化についてのニーズが高まっていくことが予想されます。