よくあるご質問43 損失の場合にも経費を計上するメリットはありますか?


損失の場合でも経費を計上するメリットはあります。

例えば、300万円の損失をFXトレードで被り、さらに経費を200万円計上しておけばトータルで500万円の損失となります。
青色繰越欠損金により9年間、将来この500万円を超える利益額まで出さなければ法人税は発生しなくなります。これがメリットです。

しかし、目先の決算書は多額の赤字になり、また1年内の納税がないからといって他の経費をつけなければ、将来300万円を超える利益が発生した時点で法人税の納税が発生します。


この時、前期の経費を当期に計上することはできませんので、「もっと経費をつけておけばよかった」という話になりやすいのです。